先帝を偲ぶ

 

もう少ししたらGWですね。

GWの思い出の中に、地元下関で毎年開催される先帝祭があります。

 

 

先帝祭とは赤間神宮である、壇ノ浦の戦いで平家一門と共に入水した安徳天皇を慰霊するお祭りです。

「下関海峡まつり」の一環として5月の始めに開催され、源平まつりや神事と一緒に楽しむことができます。

 

先帝祭の目玉はなんと言っても、華やかで美しい上臈です!!

 

綺麗な着物を纏い高下駄を履いて遊女に扮した5人の太夫を参拝したり、同じく着物を纏った子供たちや警護の人達を引き連れて下関市内を練り歩く上臈道中を見ることが出来ます。

 

上臈は安徳天皇の没後、生き延びた宮廷の女官達が毎年安徳天皇の命日に身なりを整えて御陵に参拝し、山の花を手折り香を焚いて冥福をお祈りしたことに由来すると言われています。

その後、江戸時代頃に下関のとある遊郭が遊女を引き連れて参拝したことから、現在のような華やかな遊女の姿へと変化していったそう。

 

上臈道中では市内のいくつかで下駄をナナメにして足で八文字を描く「外八文字」が行われ、小さい時はそれ見たさに近所の外八文字スポットへ走っていました。笑

少し離れた所にある外八文字スポットへは上臈さん達がオープンカー(?)で向かうのですが、雅楽のような曲を流しながらお供の人達が乗った車を引き連れてゆっくりと進む様が現代版上臈道中って感じがしてすごく好きでした。

 

先帝祭の動画を見つけたので、気になる方はぜひ見てみてくださいー!

 

・・・とここまで先帝祭を語ってきましたが、20年下関に住んでいながら実はきちんと赤間神宮で先帝祭を見たことがありません・・・笑

いつか行きたいと思いながら何年も過ぎ、とうとう福岡に引っ越してしまいました。

今年も行けそうに無いのですが、来年あたりに行けたらと思っています!

 

皆さんももしGWにどっか行きたいけどどこ行こう?ってなってたり歴史が好きだったりする方は先帝祭に行ってみてはいかがでしょうか。