LEDIAMIX JOURNAL
リディアミックス ジャーナル
ほうじ茶屋tumugu裏話-パッケージのできるまで
この記事は投稿から一年以上経過しています。
弊社が運営するほうじ茶専門店「ほうじ茶屋 tumugu」
福岡のテレビに取り上げてもらう機会も増えてきて、お店にきてくれる方も少しずつ増えてきています。
普段はクライアント様から依頼を受けてデザインするのですが、
tumuguのデザインは自社のブランドということで、普段とはまた違った面白さがあります。
今回はtumuguのパッケージができるまでをご紹介します。
1—オリエンテーション
まずは商品について理解を深めます。デザインを作る上でこの工程は何より重要です。
この時は茶葉を作ってくれている農家さんにわざわざ来ていただき、直接お話を伺いました。
生産者のお茶に対する思いを聞き、実際にテイスティングをしながらイメージを膨らませます。
最後に「tumugu」という屋号と、最初に発売する4つの商品の発表があり、ここから本格的に制作が始まりました。
2—制作
制作期間は2週間。
仕事の合間に作ろうと話していたのですが、結局そんな時間はなく、みんな休日返上で複数案を考えてくれました。
形式はロゴとパッケージ同時の提案で、パウチ袋の材質や色も決まっていない状態からの制作だったので、個性が表れます。
3—プレゼン
プレゼン日、ずらっと並べたパッケージは全部で19案。
ほぼ全員のデザイナーが複数案考えてくれました。
ここから、一人ひとり込めた思いを伝えます。
仕事では直接お客さんの前に立ってプレゼンする機会はほとんどないので、
しどろもどろになりながらもコンセプトを理解してもらうために言葉を絞り出しました。
4—ロゴ・パッケージの決定
19案の中から1つに絞って決定し、ブラッシュアップを経て完成したのがこのロゴとパッケージです。
最終的にはシンプルで販売価格も安い物ではないので品のある案に決まりました。
ロゴマークは「つむぐ」の名前から一本の糸が重なり合い続いていくことをテーマにしています。
惜しくも採用されなかった案たちは、期間限定商品の特別パッケージとして採用されたり
webサイトやパンフレット、情報誌を作るときのアイコンなどとして使われています。
先日はブランドサイトに続き、ECサイトも立ち上げ、少しずつ形が整ってきた「ほうじ茶屋 tumugu」。
ゆっくりゆっくりですが、育っています。